名寄市立病院医誌9巻1号:43〜46,2001.
 平成12年4月から9月までの6カ月間に尿中デオキシピリジノリン(Dpd)を測定した骨粗鬆症の274例について病態ならびに治療効果の判定について検討した。Dpdと年齢の間に相関は認められなかった。Dpdの午前の値に比べて午後の値は約7%低値を示した。Dpdと骨密度との間に相関は認められなかった。骨粗鬆症治療薬のDpdに与える影響から、活性型ビタミンD3、ビタミンK2、エルシトニンに骨吸収抑制効果が認められた。活性型ビタミンD3とビタミンK2の併用ならびにダイドロネルが強い骨吸収抑制効果を示した。脊椎新鮮骨折の症例ではDpd値が高値(骨吸収の亢進)を示した。

(解説)平成11年12月に2種類の骨吸収マーカー、尿中デオキシピリジノリン(Dpd)および沍^コラーゲン架橋N-テロペプチド(NTx)の測定が保険適応になった。Dpd値については基準値が2.8〜7で、それ以上の場合骨吸収が亢進していると判定でき、骨吸収を抑制するビスフォスフォネイトの治療効果が期待できる。
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