名寄市立病院医誌6巻1号:25〜28,1998.
 橈骨遠位端骨折(手首の骨折)は小児において発症頻度の多い骨折の一つである。平成6年1月から8年12月までの3年間に治療を行った小児の橈骨遠位端骨折30例(男子19例、女子11例)について発症頻度などについて分析し、小児骨折の特異性を含めて検討した。発症機転として、転倒では、単なる路上の転倒のほかにスポーツや自転車での転倒、遊具からの落下などが多く認められた。夏期と冬季での発症頻度は夏期でやや多く、スキー、スケートでの受傷が各1例と少なかった。4〜15歳までに発症が認められたが、完全骨折2例のほか28例が若木骨折で、15歳以上の発症が少なかった。
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