名寄市立病院医誌6巻1号:29〜32,1998.
 橈骨遠位端骨折が小児において若木骨折として発症することが多いことから、小学5年生の男子57名、女子58名の骨密度と形態の変化をpQCTを用いて調べ、若年成人女性、50歳以降の女性骨折例、小児骨折例と比較した。小児と成人を比較すると、5年生では海綿骨はほぼ成人に匹敵していた。皮質骨密度は低く、皮質骨厚は薄いようで、全骨密度としては70歳くらいに相当していた。小児骨折例の骨密度は検診群に比較して全骨、海綿骨ともに低い傾向を示した。骨折側の骨密度は海綿骨では全例に増加し、全骨では皮質骨の連続性がたたれている例に低下していた。全骨密度も海綿骨密度も骨折後4〜8週をピークとし、その後減少傾向を示した。骨幹部の皮質骨密度の測定と若木骨折の関係を今後調べる必要がある
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